「マイホームが欲しいけど、予算が限られている」そんな悩みを持つ方も少なくないでしょう。夢のマイホームを実現するには決して安くない費用がかかります。
ただし、実のところ注文住宅はローコストメーカーを活用することで、1000万円台からでも自分だけの理想の注文住宅を実現することができます。
そこで本記事では、ローコスト注文住宅で失敗しないために押さえておきたい5つのポイントを詳しく解説します。間取り、デザイン、素材選びなど、後悔しないための選び方を解説しているため、賢く家づくりを始めたい方は必見です。
また、以下の記事では札幌市でおすすめの注文住宅会社を紹介していますので、住宅会社選びでお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。
ローコストの注文住宅とは？
まずは、ローコスト住宅について見ていきましょう。
メリットとデメリットに分けて紹介します。
ローコスト住宅のメリット
ローコスト住宅は、従来の注文住宅と比べて建築費用を抑えられます。そのため、限られた予算の中で理想のマイホームを実現したい方にとって魅力的な選択肢です。ローコスト住宅のメリットとしては次の3つが挙げられます。
- 予算を抑えてマイホームを実現できる
- 短期間で建築できる
- 自由な間取り設計も可能
ローコスト住宅は、建築費を抑えることで、より多くの予算を他の部分に回せます。たとえば、土地購入費やインテリア費用などに充てることで、より充実した暮らしを実現できるでしょう。
また、ローコスト住宅は設計や施工の工程を効率化することで、従来の注文住宅よりも短期間で建築できるケースが多いです。早く新しい家で生活を始めたい方にとっては大きなメリットと言えるでしょう。
さらに、ローコスト住宅だからといって、間取りの自由度が低いわけではありません。多くのローコスト住宅メーカーでは、自由な間取り設計に対応しています。ローコスト住宅でも、自分たちのライフスタイルに合わせた理想の間取りの実現が可能です。
ローコスト住宅のデメリットと注意点
メリットだけでなくデメリットや注意点も理解しておくことが大切です。デメリット・注意点としては、次の2つが挙げられます。
- 住宅性能の差
- デザインの制限
ローコスト住宅は、価格を抑えるために、建材や設備のグレードを標準化したり、住宅性能を最低限の基準に抑えたりしている場合があります。高い断熱性・気密性は、冷暖房費の削減や快適な住環境に直結する要素です。
ローコスト住宅では、これらの性能が低い場合があり、長期的に見ると、ランニングコストが増える可能性があります。また、耐震性に関しても、ローコスト住宅でも建築基準法は満たしています。しかし、耐震性能はメーカーによって差があるのも事実です。
地震が多い地域に住む場合は、特に耐震性能に注意しましょう。建材の品質や施工方法によって、建物の耐久性は大きく変わります。ローコスト住宅では耐久性が低く、リフォームや修繕が必要になる時期が早まる可能性があることに注意が必要です。
他にも、ローコスト住宅は、標準的な間取りやデザインが用意されていることが多く、自由な設計が難しい場合があります。自由な間取り設計ができない場合や、間取りの変更に高額な費用がかかる可能性もあるでしょう。また、デザイン性の高い素材を選ぶと追加料金が発生する場合があります。
ローコストの注文住宅で後悔しないための5つのポイント
次に、ローコストの注文住宅で後悔しないためのポイントを紹介します。
詳しく見ていきましょう。
予算と希望を明確にする
後悔のない家づくりを進めるためには、予算と希望を明確にすることが非常に重要です。まずは、予算の範囲内でできること、できないことを明確にしましょう。
土地代、建物代、諸経費など、全ての費用を考慮した上で、具体的な金額を設定することが大切です。その中で、どの部分にどれくらいの費用をかけるのかを具体的に検討します。
建物本体だけではなく、家具、家電、外構工事など、付帯費用も考慮しましょう。優先順位の高いものから順に、実現可能な範囲で計画を立てるのがおすすめです。
ハウスメーカー選びの3つのコツ
後悔のない家づくりを進めるためには、ハウスメーカー選びが非常に重要です。ハウスメーカー選びの際には次の3つを意識しましょう。
- 実績と評判の良いメーカーを選ぶ
- 複数のメーカーから見積もりを取る
- 担当者の対応を見る
長い歴史があり、多くの実績を持つメーカーは、安定した品質と技術力を持っている可能性が高いと言えます。口コミや、実際に家を建てた人の話を参考にして、メーカーの評判を調べておくのがおすすめです。
また、複数のメーカーから見積もりを取ることで、価格やプラン、サービス内容などを比較検討できます。ローコスト住宅の相場感が掴めるでしょう。
さらに、専門用語を使わずに、分かりやすく説明してくれる担当者を選ぶのがおすすめです。また、誠実で信頼できる担当者かどうかを判断しましょう。
住宅性能にこだわる
ローコスト住宅は、魅力的な価格でマイホームを実現できる一方で、住宅性能に差があることも事実です。後悔のない家づくりを進めるためには、住宅性能にこだわりましょう。
断熱性能が高い住宅は、冬は暖かく、夏は涼しく、快適な室内環境を保てるでしょう。冷暖房費の削減にもつながり、長期的な視点で見ると経済的です。
気密性が高い住宅は、室内の空気を逃がさず、外の空気を室内に入れないため、カビやダニの発生を抑え、アレルギー対策にも有効です。地震が多い日本では、耐震性能は非常に重要な要素です。耐震等級を確認し、安全な住宅を選びましょう。
自分の建てる住まいにどんな性能が必要かを考え、こだわる部分は費用をかけることがおすすめです。
間取りやデザインを具体的にイメージする
家を建てるからには、自分たちのライフスタイルに合った、快適で素敵な空間を実現したいものです。
各ハウスメーカーのカタログには、さまざまな間取りやデザインの住宅が掲載されています。これらのカタログを見て、自分の理想の住まいのイメージを膨らませましょう。
モデルハウスは、実際に目で見て、触れて、空間を感じることができる貴重な機会です。間取りの広さや光の入り方、収納スペースの使い勝手などを、五感で体験できます。
また、自分のライフスタイルに合った間取りを考えることも重要です。家族構成によって、必要な部屋の数や広さは異なります。
たとえば、子どもが小さいうちは広いリビングや子ども部屋が必要ですが、独立した後は広すぎる部屋はもったいないかもしれません。将来、子どもが独立したり、両親と同居したりする可能性も考慮し、将来のライフスタイルの変化に対応できるような間取りを検討しましょう。
契約前にしっかりと確認する
魅力的な価格でマイホームを実現できる一方で、契約内容によっては思わぬ落とし穴があるかもしれません。工事内容・使用される建材・工期・支払い条件・違約金など、契約書の内容をしっかり確認しましょう。
また、構造躯体の保証期間・設備機器の保証期間・アフターサービスの内容・保証期間中の対応などの具体的な内容も、確認しておくと安心です。
人気のローコスト注文住宅会社3選
ここからは、人気のローコスト注文住宅会社を紹介します。
それぞれ見ていきましょう。
土屋ホーム
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社土屋ホーム |
| 所在地 | 北海道札幌市北区北9条西3丁目7番地 土屋ホーム札幌北九条ビル |
| 設立年月 | 2017年10月 |
| 公式サイト | https://www.tsuchiyahome.jp/ |
札幌で家を建てるなら、外せないのが土屋ホームです。北海道の厳しい気候の中で培われた技術と、地域に根ざしたサービスが特徴のハウスメーカーです。
北海道の厳しい寒さから家を守るため、高い断熱性能を誇ります。冬は暖かく、夏は涼しい快適な室内環境を実現できるでしょう。土屋ホームの強みとしては次の3つが挙げられます。
- 北海道の風土に適した高性能住宅
- 地域に根ざしたサービス
- 豊富なデザインとプラン
気になる方は、気軽に相談してみましょう。
施工事例
1,000万円台とは思えないほどのデザイン性を感じられる住まいです。ブラウンの縦ラインが特徴的なモダンな外観は、街並みに溶け込む洗練された佇まいになりました。
白を基調とした明るいLDKには、こだわりのアーチ型階段がアクセントとなり、開放的な空間が広がります。階段のニッチには、季節の飾り付けで変化を楽しめるなど、細やかな工夫も魅力です。
以下の記事では土屋ホームのさらに詳しい口コミ・評判、施工事例を紹介していますので、気になる方はぜひ一度お読みになってみてください。
タマホーム
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 会社名 | タマホーム株式会社 |
| 住所 | 東京都港区高輪3丁目22番9号 タマホーム本社ビル |
| 設立年月 | 1998年6月 |
| 公式サイト | https://www.tamahome.jp/ |
札幌で家を建てることを検討している方にとって、タマホームは非常に魅力的な選択肢の一つです。ローコスト住宅のイメージが強いですが、高品質で、かつデザイン性も兼ね備えた住宅を提供しています。
中間マージンを削減し、自社で直接施工することで、高品質な家を低価格で提供しているのが特徴です。
施工事例
2階のLDKは、床から壁、天井まで木目の温もりあふれる空間になりました。冬もあたたかく過ごせるよう、水まわりも2階に集約しています。
一方、1階には、キャンプギアがぎっしり並ぶ趣味室を採用しました。家づくりの段階から、壁面棚を設置し、横長の窓でテラスと繋がる開放的な空間を演出しています。
タマホームのモデルハウスを参考に、全開口サッシを採用することで、日々の暮らしにアウトドアの興奮を呼び込みました。
マイダ工務店
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 会社名 | 有限会社マイダ工務店 |
| 住所 | 札幌市東区北35条東25丁目4番16号 |
| 設立年月 | 平成13年4月 |
| 公式サイト | https://maida.jp/ |
札幌で注文住宅を検討されている方にとって、マイダ工務店は、高いデザイン性と性能を両立させた住まいを実現できるハウスメーカーです。
すべての商品でZEH基準を上回る高性能住宅を実現しています。光熱費を抑え、環境にも優しい住まいを建てられるのがマイダ工務店です。
施工事例
吹き抜けのある開放的な空間には、猫たちが1階のリビングから階段を使わずに2階へ行き来できるキャットウォーク＆ステップを設置しました。
3畳のキャットスペースは、タイル敷きで清潔さを保ち、猫用トイレや水飲みカウンターも完備しています。中2階ホールからは、自由気ままに動き回る愛猫の姿を間近で楽しめるでしょう。
まとめ
この記事では、ローコストの注文住宅について紹介してきました。比較的安価で自分の理想の家が建てられるローコスト住宅ですが、デメリットも存在します。
メリットとデメリットの両方を理解し、家づくりを進めていきましょう。
この記事があなたの家づくりの役に立ちますように。
