住まいづくりでは、見た目の美しさと一年中快適に暮らせる性能をどちらも大切にしたいものです。特に小さな子どもがいる家庭や共働き世帯では、掃除やメンテナンスがしやすく、冷暖房に頼りすぎない室内環境が求められるでしょう。
そこでこの記事では、意匠と呼ばれるデザイン面と、断熱や気密といった温熱性能のバランスに優れた住宅会社をピックアップします。
具体的には、寒さの厳しい北海道エリアで実績を重ねる株式会社土屋ホーム、ケント・ハウス株式会社、コスモ建設と、全国展開しながら木のデザインに強みを持つ住友林業株式会社の4社を取り上げます。
それぞれの会社の特徴や施工事例、補償や補助金への対応などを比較しながら、『おしゃれ』と『高性能』を両立したい人に向けて分かりやすく解説しました。
はじめて家づくりを検討する人でも読み進めやすいよう、専門用語にはできるだけ分かりやすい説明を添えています。4社の強みを俯瞰しながら、自分たち家族に合う会社を選ぶためのヒントをまとめました。
意匠と温熱の整合

家づくりで意匠と温熱の整合を図ることは、快適性とデザイン性の両方を高めるうえで欠かせない視点です。大きな窓や吹き抜けは空間を明るく開放的に見せる一方で、熱が逃げやすくなる要素でもあります。
そのため、どの会社も断熱材の厚みを増やしたり、窓ガラスを高性能なものにしたりと、デザインと性能のバランスを慎重に検討しているのが特徴です。
また、日射の入り方をシミュレーションし、冬の暖かさを取り込みながら夏の過度な日差しを遮る工夫を行うことで、省エネ性と快適性を両立させています。
こうした設計の工夫は、結果として光熱費の削減や結露の抑制にもつながるため、長く暮らすほど価値を実感できる要素と言えるでしょう。
さらに、窓の配置や室内の色合いを工夫することで、日中は照明に頼らずとも明るさを確保でき、心地よい室内環境づくりにもつながります。
大開口・吹抜け
大開口や吹き抜けのある空間は、自然光がたっぷり入り、家族が集まるリビングを広々と見せるのに効果的です。
株式会社土屋ホームやケント・ハウス株式会社の施工事例を見ると、リビングの一面を大きな窓とし、テラスや庭へとつながる開放的なプランが多いことが分かります。
一方で、大きな開口部は冬の冷気や夏の暑さの影響を受けやすくなるため、窓には樹脂サッシとトリプルガラスを採用したり、床暖房や吹き抜け上部のシーリングファンで温度むらを抑えたりといった工夫が盛り込まれています。
住友林業株式会社でも、木質感あふれる吹き抜けリビングを提案しながら、構造計算や換気計画を丁寧に行うことで、安全性と快適性を両立させている点が印象的です。
日射制御
日射制御とは、季節ごとの太陽の高さや方位を踏まえて、窓の配置や庇の出を工夫し、室内に入る日射量を調整する設計手法です。
北海道エリアで多くの住宅を手がける各社は、冬場に十分な日射を取り込みながらも夏の過度な日差しを避けるために、南面の窓に深い庇やバルコニーを設けたり、外付けブラインドや可動ルーバーを組み合わせたりしています。
株式会社土屋ホームは高断熱の外皮性能とあわせて、温度差の少ない室内環境を目指す設計に力を入れており、日射制御もその一部として位置付けられています。
ケント・ハウス株式会社やコスモ建設でも、開口部の位置や形状を一邸ごとに検討し、周辺環境との関係まで踏まえたきめ細かな提案が行われているようです。
こうした日射制御の工夫は、冷暖房に頼りすぎない暮らしをかなえるうえで重要なポイントになるでしょう。
4社比較

ここからは、株式会社土屋ホーム、ケント・ハウス株式会社、住友林業株式会社、コスモ建設の4社について、デザイン性と温熱性能、施工実績や補償体制などの観点から整理して紹介します。
いずれの会社も高性能な住宅を提供していますが、プラン提案のスタイルや得意とするデザインテイスト、価格帯や標準仕様には違いがあります。
たとえば、寒冷地に特化した断熱性能を重視したい人、造作家具や細かなディテールまでこだわりたい人、木の質感を前面に出した空間を楽しみたい人、コストバランスに優れた自由設計を望む人など、それぞれの希望によって相性の良い会社が変わるでしょう。
比較のポイントを押さえながら読むことで、自分や家族にとって心地よい住まいを提案してくれるパートナーを見つけやすくなります。
あわせて、口コミや実際に建てた人の声、モデルハウスで感じた印象なども参考にすると、数字だけでは見えない会社ごとの魅力が浮かび上がってきます。
株式会社土屋ホーム

株式会社土屋ホームは、北海道を中心に寒冷地での家づくりに強みを持つ住宅会社です。
高断熱高気密の住宅性能にこだわり、断熱等級7クラスを目指した住まいづくりにも取り組んでいると紹介されています。
独自の基礎断熱や外張り断熱工法を採用し、床下や壁の内部まで温度差を少なく保つことで、冬でも足元から暖かい室内環境を実現している点が特徴です。
また、温熱性能に優れていながらも、外観や内装のデザイン性にも配慮しており、水平ラインを強調したファサードや、ナチュラルモダンなインテリアが好評だとされています。
長期保証やアフターサポートにも力を入れており、構造躯体に対する保証や定期点検の仕組みを整えることで、長く安心して暮らせる体制を用意している会社と言えるでしょう。
北海道の厳しい気候条件を前提にした仕様のため、暖房負荷を抑えやすく、光熱費を長期的に低減しやすい点や、高性能住宅向けの補助金制度を活用しやすい点も魅力として挙げられます。
| 会社名 | 株式会社土屋ホーム |
| 本社所在地 | 〒060-0809 北海道札幌市北区北9条西3丁目7番地 土屋ホーム札幌北九条ビル |
| 電話番号 | 011-717-3333 |
| 設立 | 2017年10月13日 |
| 対応可能エリア | 札幌市内全域 |
| 公式サイトURL | https://www.tsuchiyahome.jp/ |
デザイン実例
株式会社土屋ホームのデザイン実例では、吹き抜けリビングと大開口を組み合わせた邸宅や、勾配天井と間接照明で落ち着いた雰囲気を演出した住まいが多く見られます。
外観はシンプルながらも、窓の配置や外壁材の張り分けで陰影をつくり、上質感のある佇まいに仕上げている点が印象的です。
また、雪の多い地域でも使いやすいように、玄関まわりに屋根付きのポーチや風除室を設けたり、外部収納を充実させたりといった暮らしやすさへの配慮も随所に感じられます。
こうした実例からは、性能とデザインを一体として考え、暮らしのシーンを丁寧に想像しながらプランニングしている姿勢が伝わってきます。寒冷地で快適に暮らしながら、外観にもこだわりたい人にとって頼れる選択肢になるでしょう。
また、もっと詳しく知りたい方は土屋ホームの公式サイトを訪れてみてください。
以下の記事では土屋ホームのさらに詳しい口コミ・評判、施工事例を紹介していますので、気になる方はぜひ一度お読みになってみてください。

ケント・ハウス株式会社

引用元:ケント・ハウス株式会社公式HP
ケント・ハウス株式会社は、北海道札幌市を拠点に注文住宅を手がける会社で、「価値ある住まい」をキーワードに家づくりを行っています。
コンセプトとして掲げているのは、まずシンプルであること、そのうえで住まい手の感性やこだわりを反映させることです。
公式サイトでは、健康や耐久性、快適性に配慮した住まいを提供するとともに、品質管理を徹底したハイクオリティな家づくりを目指していると説明されています。
実際の施工事例を見ると、白を基調とした洗練された外観や、木と鉄を組み合わせた階段、タイルや石材を用いた造作洗面など、素材感を大切にしたデザインが多い印象です。
断熱や気密といった性能面でも、北海道の気候を前提にしっかりとした仕様を採用しており、意匠と性能のバランスにこだわる人に向いた会社だと言えるでしょう。
| 会社名 | ケント・ハウス株式会社 |
| 本社所在地 | 〒060-0809 札幌市北区北9条西4丁目18番地1 |
| 電話番号 | 011-746-5545 |
| 設立 | 1993年3月5日 |
| 対応可能エリア | 記載なし |
| 公式サイトURL | https://www.kent-inc.co.jp/ |
造作
ケント・ハウス株式会社の大きな特徴として、造作家具やオリジナルの収納計画へのこだわりが挙げられます。
キッチン背面のカップボードやテレビボード、ワークスペースのカウンターなどを造作で仕上げることで、空間全体の統一感を高めつつ、使い勝手の良い収納量を確保している事例が多く見られます。
また、造作洗面台やニッチ、格子のパーテーションといった細かなディテールにも配慮し、ホテルライクな雰囲気やカフェのような居心地を自宅で楽しめるよう工夫している点も魅力です。
造作によって生まれる一体感は、空間をすっきり見せるだけでなく、住む人のライフスタイルを丁寧に反映させた唯一無二の住まいにつながるでしょう。素材選びから一緒にこだわりたい人には、心強いパートナーになると期待されます。
〇あわせて読みたい記事
住友林業株式会社

引用元:住友林業株式会社公式HP
住友林業株式会社は、全国で木造注文住宅を展開する大手ハウスメーカーで、木のぬくもりを活かしたデザインと高い技術力が特徴です。
自社で森林経営から製材、設計、施工まで一貫して手がけており、構造材や仕上げ材に国産材や海外の良質な木材をバランスよく活用してることが魅力です。
技術面では、独自のビッグフレーム構法などにより大開口や大空間を可能にしつつ、耐震性能や断熱性能を高いレベルで確保していると紹介されています。
また、木質感あふれるインテリア提案にも定評があり、床や天井、造作家具に至るまで木を美しく見せるデザイン力は、多くの施主から支持されています。
長期優良住宅やZEHなどの基準にも対応し、省エネ性と快適性を備えた住まいづくりを進めている点も安心材料と言えるでしょう。
| 会社名 | 住友林業株式会社 札幌支店 |
| 所在地 | 〒063-0804 北海道札幌市西区二十四軒4条2-1-29 |
| 電話番号 | 011-805-0345 |
| 設立 | 1948年2月20日 |
| 対応可能エリア | 記載なし |
| 公式サイトURL | https://sfc.jp/ie/area/office/result/0101100816/ |
木質美
住友林業株式会社の家づくりを語るうえで外せないのが、木質美と空間デザインの調和です。
床材にはオークやウォルナットといった無垢材や挽き板フローリングを採用し、天井には羽目板や化粧梁を見せることで、落ち着きのある上質な雰囲気を演出している事例が多く見られます。
また、窓枠や造作家具の面材、室内ドアなども木目を揃え、照明計画と組み合わせることで陰影のある豊かな表情を引き出している点も印象的です。
こうした木質美の演出は、単に見た目を整えるだけでなく、長く暮らすほど愛着が増していく住まいを実現するための大きな要素になるでしょう。木の空間で心地よく暮らしたい人にとって、検討したい会社の一つと言えます。
〇あわせて読みたい記事
コスモ建設

引用元:コスモ建設株式会社公式HP
コスモ建設は、札幌市を中心に注文住宅と分譲住宅を手がける会社で、「心くばりの住まいづくり」を掲げています。
創業以来、北海道の気候や生活スタイルに合わせた家づくりを続けており、断熱性能や気密性能に配慮した仕様を採用している点が特徴です。
口コミでは、担当者が親身に相談に乗ってくれることや、要望を丁寧に汲み取ったプラン提案に満足しているという声も紹介されています。
また、自社設計自社施工の体制を生かし、比較的手の届きやすい価格帯で自由設計の住まいを提供しているとされており、コストと性能のバランスを重視する家庭にとって検討しやすい会社だと言えるでしょう。。
地域密着で培ったノウハウを生かしながら、おしゃれな外観や使いやすい間取りの提案にも力を入れている点が魅力です。
| 会社名 | コスモ建設株式会社 札幌店 |
| 本社所在地 | 〒004-0841 札幌市清田区清田1条1丁目5-1 第6コスモビル |
| 電話番号 | 011-802-6715 |
| 設立 | 1995年 |
| 対応可能エリア | 記載なし |
| 公式サイトURL | https://www.cosmokensetsu.co.jp/ |
自由設計
コスモ建設の自由設計では、家族構成やライフスタイル、趣味に合わせて柔軟に間取りやデザインを検討できるのが大きなメリットです。
たとえば、回遊動線のあるキッチンとパントリー、室内干しに対応したランドリールーム、アウトドア用品をしまえる土間収納など、暮らし方に直結するアイデアを盛り込んだプランが多数紹介されています。
また、外観デザインもシンプルモダンからナチュラルテイストまで幅広く対応しており、窓の配置や外壁材の選び方によって、それぞれの家族らしさを表現できるよう工夫されています。
自由設計ならではの柔軟性は、将来の家族構成の変化にも対応しやすい間取りづくりにつながるでしょう。
コストを抑えながらも、暮らしに合ったオリジナルの住まいを実現したい人にとって心強い選択肢になると期待されます。
〇あわせて読みたい記事
【札幌市】コスモ建設の評判はどう?口コミや会社の特徴、施工事例を紹介
まとめ

4社それぞれの特徴を見てきたように、おしゃれなデザインと高い温熱性能を両立している住宅会社といっても、得意とする分野や提案スタイルは少しずつ異なります。
寒冷地仕様の断熱性能に徹底してこだわりたいのか、造作家具やディテールまで一体感のあるデザインにしたいのか、木のぬくもりを最大限に感じる空間にしたいのか、あるいはコストバランスの取れた自由設計を重視したいのか、選択肢は様々です。
まずは自分たちの優先順位を整理することが重要でしょう。そのうえで、気になる会社のモデルハウスや完成見学会に足を運び、実際の空間の雰囲気や温度感、スタッフの対応を体感することで、自分たちに合うパートナーかどうかを確かめてください。
複数社を比較検討しながら、補助金の活用や長期保証、アフターメンテナンスの内容も含めて総合的に判断することが、後悔しない住まいづくりへの近道になります。
理想の住まいのイメージを言葉にし、家族全員が納得できる優先順位を共有しておくことが、打ち合わせをスムーズに進めるうえで大きな助けになるでしょう。
家づくりの優先順位を整理する

家づくりを始める際には、デザインと性能、予算や立地など、多くの要素を同時に考える必要があります。
まずは家族で話し合い、「冬でも薄着で過ごせる暖かさを優先したい」「木の雰囲気が感じられるリビングにしたい」「共働きなので家事動線をとにかく楽にしたい」といった要望を書き出してみましょう。
そのうえで、今回紹介した4社のように、得意分野が自分たちの希望と重なる会社を候補としてピックアップすると、検討が進めやすくなります。
カタログやウェブサイトだけで判断するのではなく、実際の建物を見学し、温度やにおい、音の感じ方など、写真では分からない部分も確認しておきたいものです。
書き出した要望には優先度を付け、「絶対に譲れない条件」と「できればかなえたい希望」に分けておくと、見積もりやプランの比較がしやすくなります。
家族それぞれの意見を尊重しながら整理していく過程そのものが、完成後の暮らし方を具体的に思い描くきっかけになるでしょう。
理想のパートナー選びへ
最終的にどの会社を選ぶかは、仕様や価格だけでなく、担当者との相性やコミュニケーションの取りやすさも大きく影響します。
疑問点に丁寧に答えてくれるか、メリットだけでなくデメリットや注意点も正直に教えてくれるかなど、打ち合わせの中で感じる信頼感を大切にしましょう。
今回紹介した4社はいずれも、意匠と温熱性能の整合を重視しながら、それぞれの強みを生かした住まいづくりに取り組んでいる会社です。
自分たちの価値観やライフスタイルに合うパートナーを見つけることができれば、完成した家に暮らし始めてからの満足度も高まるに違いありません。
家づくりの過程そのものを楽しみながら、理想の住まいへの一歩を踏み出していきましょう。資料請求やウェブ相談を活用し、気になる会社とコンタクトを取ってみるとよいでしょう。
◯この記事を読んだ方におすすめの記事はこちら
札幌でおしゃれな家を建てる工務店を紹介!各工務店の特徴と工務店選び方や注意点も解説!

